当院ではより苦痛の少ない内視鏡検査を受けていただくために、経鼻内視鏡検査を行っています。

レーザー内視鏡について

　当院ではレーザー内視鏡システムを使って上部内視鏡検査を行っています。

　レーザー光源の2種類の光で観察することにより、病変が分かりやすくなり、がんの見落としがより
　少なくなります。

　がんの原因となるピロリ菌感染による萎縮性胃炎の判定にも効果を発揮します。

　詳しくはこちら(ふたつのレーザーで照らす)をご覧下さい。

内視鏡は日本消化器内視鏡学会のガイドラインに沿って洗浄器も使って消毒しています。

　このため、ピロリ菌や肝炎ウイルス、ヘルペスなど、内視鏡を介した人から人への感染を最小限に
　抑えることができます。

鼻の麻酔はカテーテル法で行っています。

　15cmほどのチューブに麻酔薬をまぶして鼻に挿入して鼻をより奥まで麻酔しています。
　スプレー法に比べて、効果の高い麻酔効果が得られ、初めての方も内視鏡が入る前に、チューブ
　挿入で予行練習する形になり、鼻に物を入れられる恐怖感を軽減する効果があります。

　口からの内視鏡で苦しい嘔吐反射は内視鏡が舌の奥に触れるために、起きることが多いです。

　鼻から内視鏡を入れると、のどの奥を通るため、舌には触れずに内視鏡を食道まで入れられます。

　口からの内視鏡で2度とやりたくないと言ってみえた方が、「こんなに楽なら毎年受けても平気」
　と言って帰られることも度々あります。

もちろん口からの内視鏡検査も可能です。

　5.9mmの細い内視鏡は、口からでも従来の10mmほどの内視鏡に比べて飲みやすくなっています。

　鼻からの検査に抵抗のある方、鼻腔の形で通過が難しい方は口から検査をさせていただきます。

自費による、内視鏡検診も可能です。

　症状があって医師が必要と判断した方、検診でチェックされ精密検査で内視鏡検査を受けられる
　方は保険診療となりますが、検診(自費診療)での内視鏡検診も可能です。

皆様に安心して内視鏡を受けていただけるように、努力します。